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サウナのためのクラフトビール、こだわりの1本ができました!(後編)

温泉道場

本日、3月27日ついに「After SAUNA Ale(アフターサウナエール)」Vol.1 COTAが販売開始になりました! 温泉道場グループの販売店舗かKURANDさんのオンラインショップにて購入可能です。ぜひお試しいただきたいです!

さて、このブログでは「After SAUNA Ale」発案者の私、濱野拓也が、開発までの道のりをお伝えしています。後編は共同開発者のKURANDさんと出会うまでの模索と挑戦の日々をお伝えします。(前編はこちら)

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私の5年前のブログの続きにもあたるものなので、興味ある方はぜひ読んでみてください。好きを仕事にするためにいろいろと努力している人間と、それを応援してくれる人たちがいて、私もちょっと挑戦してみようかなと感じるきっかけになればいいなと思います。

ビールプロジェクトの始まり

商品開発までたどり着くのにずいぶん経ってしまいお恥ずかしいのですが、遡ること、2年前。2019年5月「夢会議」という社内のビジネスプランコンテストで、クラフトビール事業について提案したのがきっかけでした。夢会議とは、「自分のキャリアは、自分で作る」がモットーの温泉道場の考えをもとに生まれた会議で、各人がそれぞれの「やりたい」を持ち寄って、本気でビジネスにするための事業プランを発表する場です。

もともとは、自分がビール好きということもあり、店舗の売店の売上をあげるために売店商品としてこだわり始めたクラフトビールでしたが、知れば知るほどその魅力に取りつかれました。「これ、仕入れるだけじゃなくて、自分たちでつくれたら面白いんじゃないか」と感じはじめ、更に踏み込んで、クラフトビール事業を行っている会社や、製造に必要な設備を調べ、起業家や醸造家の方にお話を聞きにいきました。調べる中で、「ぜひ自分たちでもビールをつくってみたい」という想いが高まり、夢会議で「温泉道場でビールをつくる」というプランを発表しました。

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はじめての夢会議プレゼンは、事業としての数値的な詰めや、実現に向けた具体的なアクションプランなどが定まっていない中での発表となったのですが、代表の山崎さんから「もっと一緒に考えていこう」と言ってもらい、山崎さんをメンターとして、ビールのことについて話し合っていく機会を得ます。これが、ビールプロジェクトの始まりでした。

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「ビールをつくりたい!」が「事業」になるまで

夢会議の発表時点では、「ビールをつくりたい!」という熱い想いだけはあるものの、実現に向けての道のりは絶賛模索中、という状態。そこから今に至るまでには、多くのサポートがありました。

一つ目は、山崎さんとのメンターミーティングです。現役の経営者の立場の人からメンタリングを受けられるという貴重な場で、そもそも醸造家になる方法にはどんなものがあるんだろう?といった前提条件に関することから、ビールづくりのビジネスモデル、5年間のBS・PLの想定、事業化したときの働き方やキャリアなど、考えるべき事柄を多角的に挙げていただき、対話する時間を持てたことで、具体的な情報や数字をもとに、「夢」を事業にするには、という思考を深めることができました。

二つ目は、「事業化への投資」というサポートです。例えば、夢会議通過後には、ビアテイスターの資格取得をサポートしてもらいました。この資格は、ワインでいうとソムリエのような資格で、ビールの出来の良し悪しや劣化の進行状態を客観的に評価できるようになり、知識をビールの正しい保管法やより味わい深い飲み方にも活かせる、というものです。「事業化を見据えて、よりビールに詳しくなるために」という観点から取得費用をサポートしていただきました。また、ビールプロジェクトに仕事の時間をつかって取り組めた点も大きかったと思います。今の業務時間の内訳は、普段の仕事が80%、ビール関連が20%という割合になっています。この「時間の投資」のおかげで、日々の業務がある中でも継続的にビールプロジェクトに向き合い続けることができました。

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そして、三つ目は、社外の「ビールつながり」の皆さまのサポートです。醸造家の先輩に頼み実際醸造をさせてもらったことで、醸造の実務やタイムスケジュールを知り、ビール事業を行ったときの働き方を具体的に想像できるようになりました。また、先輩経営者や醸造家の方からお話を聞く中で、「ビールのプロ」になるにはまだまだ知識が必要なことと、事業化にあたっては考えるべきリスクもあることなどもわかってきました。今までお世話になったビール仲間の皆さまにも、この場をかりて、改めて御礼をお伝えしたいと思います。ありがとうございます!

踏み出した「一歩」とこれから

さて、醸造知識はもちろんのこと、事業を行う上での免許の取得や、販売力など、いろいろな「まだまだ」がある中で、どうやって最初の一歩を踏み出すか。例えば、コンサルタントをつけて、設備も仕入れ、いきなりクラフトビールの醸造事業へ参入して経営していく。確かに、えいやっ!でお金さえ投資してしまえば行えますが、その先の成長性や数年後のプランがわからない事業を見切り発車ではじめてしまうのは、責任やリスクも考えると、避けるべきものだといえました。

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だったら、「今、自分たちができること」と「外部の力をかりたいこと」をクリアにしていき、初期投資が少なくてもできる、自社の強みを活かした「一歩」が描けないか。方法を模索し、ミーティングしていたところへ、代表の山崎さんから「KURANDさん、知り合いだよ。一緒にできるかも」の一言が。

お酒のプロKURANDさんの力をかりて、おふろのプロとしてビールを共同開発する。これなら着実な「一歩」が踏み出せそう。ここからKURANDさんとの商品開発が始まりました。打ち合わせを重ね、ついに温泉道場がビアスタイルの選定やデザインの監修を行った「After SAUNA Ale」が誕生いたしました。(共同開発の様子はぜひ本ブログ前編をご覧ください)

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今回の「After SAUNA Ale」販売は、あくまでビールプロジェクトの「第一歩」です。まだまだひよっこのプロジェクトですが、この先は、ビールの会社を立ち上げるようなつもりで更にプロジェクトを進化させ、いずれは原料やホップの栽培から醸造までを一貫して行い、地域にも還元できるようなビジネスに育てていきたいと考えています。

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「After SAUNA Ale」の販売実績をもとに、リアル醸造所の夢への道を突き進んでいきたいので、皆さま、ぜひサウナとクラフトビールでととのいに来てください!

また、After SAUNA AleのオフィシャルSNSも稼働しております。今後の商品展開等についても発信していく予定なので、応援の気持ちもこめて、フォローしていただけたらうれしいです!

After SAUNA Ale Twitter
After SAUNA Ale Instagram

■After SAUNA Ale 販売店舗
おふろcafé utatane
おふろ café bivouac
四日市温泉 おふろcafé 湯守座  
BIO-RESORT HOTEL&SPA O Park OGOSE
ときたまひみつきちCOMORIVER
KURAND(通信販売)

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