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【講演レポート】慶應義塾大学商学部・牛島利明ゼミでのお話

温泉道場

日本の季節の言葉って、ほんとに身に染み入るときがあります。12月、師走とはよくいったもので、なんだか慌ただしく每日がビュンビュンと過ぎ去っていきます。

気持ちはもう2017年な野村です。

ブログのタイトルにもある通り、11月、12月と弊社代表の山﨑寿樹が連日講演させていただいている大学の授業やゼミでの内容の一部をレポートにまとめました。今回は東京都港区三田にある「慶應義塾大学・商学部」の牛島利明ゼミでの講演のお話です。

温泉道場と慶應義塾大学・商学部のご縁

株式会社温泉道場には社外取締役が2名おります。その2名ともが実は慶應義塾大学・商学部を卒業しております。偶然なのですが、そんなこともあって、当日何かのご縁を感じながら三田キャンパスを訪れました。

牛島利明先生とのご縁

商学部の牛島利明先生とは私が求人広告会社に在籍時からのご縁。2010年当時、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアを活用した過疎地域や中山間地域での二重生活(二地域居住)、生業づくりに興味をもっていた私は友人からの紹介で富山県南砺市利賀村という地域に関わるようになりました。利賀村で季節ごとに開催されるお祭りやイベントをお手伝いすることで、村内外の人々との交流を生み出す「利賀ゼミ」という活動を通じて、牛島利明先生と知り合いました。2012年の夏頃からのお付き合いになります。利賀村での出会いや経験を通じて今でもたくさんのご縁をいただいており、利賀村は私が東京都育ちなのに地方の経済活性に興味を持つことになったキッカケを与えてくれた場所でもあります。

その後、所属する組織が変わっても、牛島先生とのお付き合いが続き、今回弊社代表の講演の機会を頂戴することになりました。改めて牛島利明先生、ゼミ生のみなさま、そして利賀ゼミに関係する皆さまにこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございます。

■牛島利明ゼミとは(写真転載:以下URLリンク)

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講演の様子

牛島ゼミの3年生、4年生が中心でしたが、この日は2年生へのゼミ紹介の日でもあったようで、24年生、商学部以外の学生も集まってくださり、総勢40名以上の学生たちと交流することができました。

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内容は山﨑が学生時代に経験してきたこと、社会人になって大切にしてきたこと、起業までのエピソードを学生目線でスライドを通じて60分ほど、講演しました。

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その後参加者同士で10分ほど、山﨑への質問内容を34人程度のグループで話し合い、最後に話し合った内容を質問して、90分のゼミ内講演を終えました。

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学生たちからの質問!一問一答でまとめました。

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学生からの質問と、それに答える山﨑の一問一答を一部まとめました。

和やかな中にもズバッと切り込んでくる質問があり、同席している私も大変勉強になりました。

それではみなさまも当日の会場の雰囲気を想像しながらお楽しみください!

Q1.(男性・2年生)

最初に会社に入って、5年間で起業することを決めていたそうですが、その発想や思いはどのように決めていったのですか?何か根拠はあったのですか?

A1.(山﨑)

28歳に起業すれば1回は失敗できる、失敗してもリカバリーできると思った。あと過去の起業家のデータを調べて、5年と決めた経緯もある。とはいっても、明確な理由があったり、自分の能力を自覚して5年と決めたわけではない。リスクを取った起業をするなら、子どもがいないうち、という考え方もあった。失敗した時のリスク回避は考えていた。

Q2.(女性・2年生)

おふろcaféオープン後、赤字で苦戦されたそうですが、その具体的な回避策はどんなことがあったのでしょうか?

A2.(山﨑)

ただのおふろ屋さんじゃない施策を追求した。他のおふろ屋さんがやっていないイベントをやる、大学とのコラボを実施する、インスタグラムなどのソーシャルメディアに写真映えするビュースポットを館内につくった。その取組を実施した結果、メディアが取り上げてくれたりして集客につながっていった。今はおふろ屋さんの舞浜にある夢の国のような存在を目指している。

Q3.(女性・4年生)

出店戦略を具体的に教えて欲しい。

A3.(山﨑)

居抜きというのが一番の出店戦略。居抜き物件を選ぶことで、滞在型の営業手法を取り入れることができるのが特徴。二番目はエリアを埼玉や北関東に絞る、という点。16号線の外側で戦う、ということを重視している。

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Q4.(女性・4年生)

どういう人を求めていますか?

A4.(山﨑)

卒業してすぐにローカルベンチャー、という選択でなくてもいいとおもう。でも、3035歳のセカンドキャリアに差し掛かったとき、長いスパンで考えた時にわたしたちのような働き方をしてみては?と提案していきたい。社会人になって、510年経ってくると、自分の力で仕事ができているのか、会社の力で仕事ができているのか、だんだんわからなくなってくる。そんな時に自分の力を試したい人には向いている会社。

Q5.(男性・4年生)

居抜きビジネスでいけるな、と思った瞬間は?

A5 .(山﨑)いけるな、と実感できたのは本当に最近のこと。35年で投資回収できるようになったから。通常は15年程度、投資回収にかかるもの。

Q6.(男性・3年生)

船井総研で働く中で、3年で何を武器にしたのか?

A6.(山﨑)

ビジネスの基本を理解できたことが武器になっている。おふろ屋さんではなくても、経営できる自信がある。ファイナンスは起業を目指すなら特に重要で欠かせない。財務会計、資金調達などは大切。

====すこし大学生らしい質問もありました!講演でも話したモテる話、合コンの話があったので、恋愛や結婚観の質問に=====

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Q7.(男性・4年生)

合コンをどう成功させるのか、計画していたか?

A7.(山﨑)

自分が考えているようなこと、実践していることを藤沢数希さんが『ぼくは愛を証明しようと思う。』という本にまとめていたので、びっくりした。(笑)合コンは仲良くなることが目的で、1回だけ会うということはなくて、複数回会う。また、合コンは男性チームをつくって、計画的に実施していた。年間120回合コンしていた時期もあった。幹事を持ち回りにしたり、チームメンバーの相手を見つける強化月間があったり。(笑)仕事でのチームづくりに似ていると思う。

(ここには記載しませんが山﨑のプライベートなお話もあり、大いに盛り上がりました。)

Q8.(3年生・女性)

どのように老後を過ごしますか?

A8.(山﨑)

旅をしたい。農業もしたい。でももうすぐできてしまうかもしれない。(笑)最終的にはビジネスの後進の指導をしていきたい。

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Q9.(3年生・女性)

教師を目指すのをやめて、文化発信をする企業理念を打ち立てられましたが、その「文化」とは何を意味していますか?

Q9.(山﨑)

いい質問です。(笑)実は政治家になりたい時期もあった。強い日本をつくりたい、という思い。それを実現させるためにはビジネスリーダーを育成することだ、という答えにたどり着いた。そして、文化とは日本の建築や風習、食や住まいの在り方のことを指している。例えば伝統的な建築技術を活用した建物が解体されてしまう、豆まきの風習がなくなっていく。そんな時代に、建築技法を生かしたリノベーションを実施したり、お店で風習文化を生かしたイベントを定期的に開催したり、といったことをやっていく。おふろという施設を活用して文化を残していく、文化を継承し、発信していくということを大切にしている。

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いかがでしたでしょうか。

商学部の学生がほとんどだったため、具体的なビジネスの話と恋愛や結婚といったプライベートな話も戦略やマーケティングを意識した質問が多かった印象を受けました。

学生らしい一面も垣間見られ、和気あいあいとした雰囲気になり、講演した山﨑、学生たちの一体感が生まれた一日でした。

【お知らせ・温泉道場メンバーと出会えるリアルイベント】

■12月15日はしごとバー@リトルトーキョー(清澄白河)

12月15日、リトルトーキョーをお借りして、一日バーテンダーを温泉道場メンバーが務めます。今回は「おふろcafé 大忘年会ナイト」と称して、一日だけバーに遊びに来てくださった方々が「まるでおふろcaféの忘年会に参加しているような」雰囲気を大切にして、しごとバーを主催します。

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詳細はこちら http://shigoto100.com/event/20161215

■1月7日は会社説明&ランチ会@おふろcafé bivouac(埼玉・熊谷)

そして!来年1月7日は埼玉県・熊谷市にある おふろcafé bivouacを会場に、17新卒・18新卒を対象にした会社説明&ランチ会も開催します。

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Facebookイベントページからでも、直接応募フォームからでも応募できます。

Facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/1200244820060422/

応募フォーム https://goo.gl/forms/1AgOZDpt2JUOUCZw2 

■温泉道場で一緒に働き方や生き方を創り出す仲間を待っています!

今すぐ、でなくても、いつかローカルで働いてみたい、生活してみたい。

そんな方々との出会いの場をこれからもつくっていきます。

引き続き温泉道場のブログで情報発信をしていきますので、ご愛顧くださいませ。

それではまた!

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