ONDO

「世界を旅しながらお風呂めぐり」が仕事になるまで

古性 のち

dsc03643

アイスランドからこんにちは。世界一周ライターの のっち(@nocci_84)です。
温泉道場のメディア運営に携わらせていただきはじめてから早くも2ヶ月、そして世界を旅するようになって5ヶ月が経過しました。

こんな風に自由に記事を書かさせていただいているものの、実はわたしは過去も現在も、温泉道場さんの社員ではありません。

それじゃあ何か特別な温泉に関する資格(ソムリエなのか)があるのか? と聞かれると、それもNOです。

世界一周を宣言してすぐに、「うちで働きませんか?」

20160607003827

「世界一周をすること」を目的に、もともとライターとして勤めていた会社を辞め、2週間ほどが経過したある日。
いろいろな準備を進めるかたわらで、自分のブログやSNS、Facebookなどで念願の世界一周へ旅立つことを宣言しました。

それを知った友人や知人たちからどんどんと集まる「いってらっしゃい」「気をつけてね」のメッセージ。

そんな中ひとりだけ、意外なメッセージをしてくださった方がいました。

「のっちさん、こんにちは! 突然ですが、うちの会社で働きませんか?」

それが前職時代に出会ったおふろcafe utataneの総支配人「宮本さん」でした。

「旅」ではなく「お風呂」を中心とするメディアからの意外なお誘い

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-27-1-08-24
当初とても驚いたのは「わたしを選んで声をかけてくれたこと」ももちろんのこと、旅が主要コンテンツのメディアならまだしも、お風呂メディアからのお声がけ。
しかもまだ、はじまったばかりの、大事な時期に社員でもなく、温泉マニアでもないわたしに「一緒にやりましょう!」と声をかけてくれたんです。

「お誘いありがとうございます。嬉しいのですが、実は今から世界一周に出てしまうんですよ・・」と返答すると

「良いですね!」の回答。

ん・・・?

「いえいえいえいえ。お誘いはめちゃくちゃ嬉しいです。でも、わたしこれから世界一周に出てしまうんですよ」ともう1度返答すると

「はい。だから、旅をしながら一緒に仕事をしましょう!」

と、当たり前のように、さらりと提案してくれました。

そこには、宮本さんからの「とにかく何か一緒に面白いことをしようよ!」というメッセージと「旅を応援したい」という暖かい思いやり、
そして何より「温泉道場という会社の柔軟さ」が垣間見えた気がしました。

旅x世界のお風呂を回るコンテンツ「世界湯ったり紀行」を配信

dsc02152

実際に一緒に仕事をすることが決定したのは、出発の少し前。
当初は「温泉道場のメンバーが書いた記事を編集する」「企画をお手伝いする」などの「縁の下の力持ち」の立ち位置だったのですが、

「せっかくなら、お風呂に関する記事、作ろうよ!」とワクワクしながら提案し、なんとメディアの一員として迎え入れてくれたのです。

こうして記事を配信することで、わたし自身も、「この国に、日本みたいなお風呂がある!」とか「この国の人のお風呂の感覚って、こんな感じなんだなあ」と、
旅を楽しむ幅がグッと広がりました。

もちろんその他にもメディア周りをお手伝いさせていただきながら、現在「外部からメディアを見ながら、よりよくする人」としての立ち位置で、契約させてもらっています。

打ち合わせは月に2度、Skypeで

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-27-0-51-36

月に2度、日本時間に合わせてSkypeを通じてMTGを行います。
時差がほぼないような国もあれば、9時間以上ある国もあるので、その辺りは全て日本時間で。
毎回1時間程度、その月の記事の企画・現状報告・メディアの向かいたい方向などなどを共有する時間として活用しています。

驚いたことに、アイスランドのような遠い場所でも問題なく打ち合わせができたこと。通話もとても安定していました。
きっとどんどん、こんな風にどんな場所からも遠隔で仕事もしやすくなっていくのでしょうね。

会社所属がすべてじゃない。「個」か「所属」か選べる時代だけれど

1_%e7%99%bd%e5%af%bf%e5%86%99%e7%9c%9f

会社所属が全てではなくなった今の時代。「個」で働くのか「どこかへ所属するのか」が選びやすくなった、自由な時代だなあとしみじみ感じています。
個で働くことで、会社に所属している時よりも、圧倒的に自由で、圧倒的に時間にも心にもゆとりができます。(※わたしの場合)

それでも、やはり「ひとり」でできることには限界があるし、会社に所属し、大好きな仲間たちと一緒にものづくりをしていた時のことを、懐かしく思う時もあります。

そんな中で、温泉道場との働き方は上手にその隙間を埋めてくれるような、そんな新しさを感じました。
こんな風に柔軟に、まるで会社の一員のように暖かく受け入れてくれる会社がある。
それをとても嬉しく思うのと同時に、これからの時代、本当の意味で「自分らしく、より良い選択をして働ける人」が増える時代がくるのではないか。と、とてもワクワクしています。

大切なのはきっと「とりあえず繰り返し言ってみる」クセをつけること

dsc03612-2

余談になりますが、わたしは「世界を旅しながら仕事がしたい」「世界一周するんだ」を確信も自信もないくせに、前職の社内でも、SNSでも、騒ぎ続けてきました。
(宮本さんがこのつぶやきを拾ってくれたから・・・というのは定かではありませんが 笑)
それでもこうして、今の自分の働き方が選択肢に現れたのは、そのおかげだと思っています。

やりたいことは、それがたとえ周りに笑われてしまうようなでっかいこと・小さなことでも、とりあえずまずは口に出して言ってみる。

そうすると、意外なところで意外な人がキャッチしてくれる、きっかけになるはずです。
今「やりたいことがある・・・でも、これを言って良いのかなあ」と迷っている人がいれば、ぜひ試してみてください。

言うだけ、タダです!

懐の広いこの場所に、もっと人を集めたい

img_7887

今わたしは、旅をメインとしてこのメディアのお手伝いをさせてもらっています。
だけれど密かに持っているのは
「この懐の広い、あたたかな場所に、もっともっと人を集めたい」そして「面白いことをもっと仕掛けたい」という気持ちです。

温泉道場のみなさんの言葉を借りるのであれば、「お風呂」を通じて、日本を感じ・日本を理解し発信することで一緒に新しい文化を創造していきたい。
そんなことを密かに、思っています。

なんだか温泉道場に宛てたラブレターのようになってきてしまったので、この辺で。

ということで、これからも世界中の温泉をめぐる「世界湯ったり紀行」と温泉道場のメディアをよろしくお願いします。
(あと、現地で一緒にお風呂に入ってくれる人、随時募集です。連絡ください 笑)

そして「お風呂だいすき!」なみなさま、ぜひ一緒に面白いこと、しましょう!
お待ちしてます♪

(ちなみに温泉道場が気になる! という方はぜひコチラから♪)

15152452_1254932217903389_570363072_o

それでは♪

古性 のちNOCHI KOSYO

Department
ビジネスプロモーション本部
Position
ライター

「旅、ときどき仕事」運営 / フリーライターの旅人✈︎ / 1989年生まれ。美容師→デザイナー→ライターと転職しました。17カ国まわって日本に帰国。今年念願の温泉ソムリエになりました。好きなお風呂は直島のあいらぶ湯。基本ふわふわと日本・世界を漂う生活を送っています。

Twitter - https://twitter.com/nocci_84
Blog - http://noccheese.hatenablog.com/

RECOMMEND

同じカテゴリの記事一覧

RANKING

CONTACT

ONDOでは、地域活性に関する事業や、施設運営のご相談、
ともに地域を沸かしたい方からの採用のお問い合わせなど
随時受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。