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《中途採用プロジェクトブログ》入社・即支配人。チャレンジ人事の当事者が語る喜びと葛藤

小林 佳奈

入社と同時におふろcafé utataneの支配人となった溝江 卓登(みぞえたくと)さん。

入社歴・支配人歴が4カ月。現在進行形で、新たな環境への適応に試行錯誤の連続だと言います。

支配人としての配属は経験者だから……かと思いきや、溝江さんは広告代理店出身で、温浴業界も店舗運営なども全くの初心者。裏を返せば、他業界で経験やスキルを培ってきた溝江さんが加入することで、新たな手法で売上を伸ばしたり、今までにないサービスや事業が立ち上がる可能性がある。そんな会社としての期待も込められた配属となりました。本人にとっても、会社にとっても、大きな挑戦。

その当事者となり、今何を感じているのか、これからどうしていきたいか、をご本人より語っていただきました。

転職するか決めないまま、フラッと会社説明会に参加

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30歳という節目にさしかかり、自分の中で「好きなもの」が定まってきました。僕の場合は、サウナ、クラフトビール、それからアパレル。

それまでずっと、広告代理店で勤務をしてきたのですが、「いつかは自分の好きなことを掛け合わせて、自分でなにかをやりたい」ということを漠然と思い描いていました。ただ、ゼロイチで何かを立ち上げたりという経験が全くなかったので、そのままやっても成功するイメージは持てませんでした。

そこで、サウナや温浴施設の運営をしていて、しっかりと制度なども整っていて、事業経験が積めるような会社ってないのかな……と探していたときに見つけたのが温泉道場でした。

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どの媒体だったかは忘れてしまったんですが、温泉道場で働いているメンバーのインタビュー記事でした。それを読んでたら、「自分がやりたいことってここにあるんじゃないか?」と思えてきたんです。会社のHPを見てカルチャー的にもフィットしそうだと感じました。

そう思って、とりあえず会社説明会に参加してみることにしました。このときはまだ転職するかどうかも決めていなかったので、本当にフラッと行った感じです。

実際に参加してみると、会社説明会の進行を自分よりも若い世代の方が担っていたりして、全体的に「若いっ!」と思いました。偏見かもしれませんが、そういうのは中間管理職とかにあたる人がしっかりやるものだと思っていたので……。

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僕の場合は、すぐ面接に進むのではなく、座談会に参加したり、社員の方とお話をしたりさせていただきながら、エントリーから約9カ月というマッチング期間を経て、入社へと至りました。

入ってしまえば、やるしかなくなると覚悟を決めた

転職を決めるにあたって、実は周囲からの反対もありました。

自分で言うのもなんですが、それまで広告代理店という業界の中できれいにキャリアアップを重ねていたので、全く違う業界に行こうとする僕に対して「それって勿体なくない?」と友人や先輩たちが声をかけてきたのです。

彼らの言い分は理解できる一方で、このまま現状を続けていても中途半端になってしまいそうなモヤモヤがどうしても解消できませんでした。

突き詰めて考えていく中で、やはり僕は会社の中でなにかやるよりも、自分自身で何かをやっていく方が性に合っていると自覚しました。そっちのほうがワクワクするし、面白そう、という自分が何を大切にして生きているか、働いているのか、という感覚も大事にしました。

面談や面接で温泉道場の方々とお話をさせていただく中で、この会社であれば自分が本当に進みたい道へ繋がる入口になっているような気がしたんです。いずれにしたって、入ってしまえばやるしかなくなるのだから、逃げ道をなくすためにも入ってみようと、最後はエイッと飛び込みました。

入社、即支配人へ。

入社後、そのまま「おふろcafé utatane」の支配人として配属されました。僕自身はこれまで店舗運営に携わったことはないですし、支配人になりたいと強い希望を出していたわけでもないので、正直驚きました。

「自分でやりたい」という強い気持ちがあって入社したとはいえ、まだ心の準備ができておらず、最初はワクワク3割、プレッシャー7割という感じで、「これからどうしようか」という思いが強かったのが正直なところですね。

後から聞いた話ですが、温泉施設運営や事業開発などの経験者が支配人として加入した実績はあっても、僕のような経歴で支配人となった事例はなし。もともと持っていたスキルが支配人業務に役立つか、みたいな考え方ではなく、「決裁権を持つポジションを任せた方が活きる」という判断もあったそうです。

実際に支配人として働き出して一番感じたのは「こんなに任せてもらえるの?」ということです。これまでの広告代理店での仕事は、お客さまに提案して、了承をいただいてはじめて実行に移すことができるものでした。また提案内容にしても、社内に考え方の型があったり、資料のテンプレがあったりとある程度走り出しが楽になるように環境が整っていました。

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その点「おふろcafé」の支配人は、店舗運営についてのほとんどの裁量権を持っています。企画を考えるにしても、イチからどころかゼロから自分で考えていきます。もちろん承認が必要な部分は上長に掛け合うこともありますが、アイデアを練るところから実行まで、自分でやりきるという経験は初めてだったので、非常にやりがいを感じています。

一方でまだまだ難しいのが業務のバランスです。支配人の業務内容はとても広く、覚えなくてはいけないこともたくさんあります。これまで現場で仕事をするという経験が無かったので、なにもかもが新しいですし、それこそボイラーなんて触ったことも知りません。機械関係の操作もイチから勉強しています。

正直今は、現場の業務に圧迫されてしまってもどかしさを感じる場面もあります。マネジメント業務と、現場のバランスもこれから考えていきたいです。

自分の「強み」や「好き」を、掛け合わせる

入社してまだ4カ月足らずですが、自分なりに店舗運営の中でもチャレンジをしています。

1つはこれまであまり活用できていなかったWebも含めた広告周りを整備できたこと。これはもちろん、前職での経験を活かせると考えたからです。までは、クリエイティブをディレクションする人、運用する人、営業、とそれぞれ役割が分かれていましたが、はじめて一気通貫で自分でやってみました。

これまで長く広告業界で働いてきましたが、改めて「運用担当者はこんなことをやっていたのか」と実感しながら、手探りで配信しました。

Web広告については温泉道場でこれまでPDCAをあまり回せていない状態だったので、まずは広告をどれくらいの人に届けられたかといった数値を指標にしました。その点では目標としていたレベルの運用はできました。一方で広告が集客や売上にどれくらい貢献したのかを計測するための土台作りには悪戦苦闘しました。ここは今後の課題です。

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またもう1つのチャレンジが、年末年始に行ったイベントです。過去にDJをやっていた経験もあり、僕なりにイメージを作って企画してみました。これだけたくさんの人が集まる場所で自分自身が考えた企画をやり切れた、というのは大きな糧になりましたし、何より面白かったです。

実はこのとき、冷蔵庫の中にビールの樽が在庫で残っているのを見つけたんです。それもこのタイミングで売り切っちゃおう!と販売してみると予想以上に売れました。店舗の中でプラスアルファの売上をつくれるというのは、やはり嬉しいですね。

とはいえ、まだまだこれらは、チャレンジの一歩目、二歩目。これからももっと積極的に挑戦していきたいと考えています。

皆が、それぞれ、完璧じゃない

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温泉道場に転職してくるまでは、ここ3年ほどリモートワーク中心の働き方でした。

僕は、人と会うとエネルギーを貯められるタイプの人間なので、今このように店舗に行って、メンバーと一緒に働いているからこそ、以前よりも精力的に動けているような気がします。僕が皆からエネルギーをもらっているように、僕も皆に刺激を与えられていたらいいな、と思っています。

メンバーのみんなと一緒に働いているとつくづく感じることがあるのですが、みんな得意なところと不得意なところがすごくわかりやすいんです(笑)。

そういうところが温泉道場らしいなぁと感じたりもします。わかりやすいからこそ「こういうところはサポートしてあげよう」「逆にあの件は、力を貸してもらおう」と、一緒に何かするときにアクションを取りやすかったりはします。

先輩のインタビューをきっかけに温泉道場に足を踏み入れた僕が、今度はこうして自分の転職エピソードを語るのはなんだか不思議ですね。まだまだ発展途上の身ではありますが、このエピソードになにかひっかかるようなものがあれば、ぜひ当時の僕のように、会社説明会にフラッとでも参加されてみるのもいいんじゃないかな、と思います。

自分の目と耳と感覚で判断するのが一番だと思います。

■温泉道場グループリクルートサイト 
https://onsendojo-career.com/

小林 佳奈KANA KOBAYASHI

Department
ビジネスプロモーション本部
Position
室長/管理部(HR&C室)

埼玉生まれ、埼玉育ち。就職活動時期にbivouacへ訪れたことで、温泉道場に興味を持つ。昭和レトロな玉川温泉での勤務を経て、現在はHR&カルチャー室に所属。幼少よりピアノを習う。大学では、コミュニケーション文化学を専攻。イギリスの文化に興味をもち、イギリスの音楽について研究を行う。座右の銘は「好きこそものの上手なれ」将来は芸術文化に携わって生きていきたい。

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