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《採用プロジェクトチームブログ》温泉道場の「飲食事業部」って?  飲食の枠を超えた挑戦に迫る!

馬部桃花

こんにちは、温泉道場リクルートチームの馬部です。みなさん、ご覧ください。おふろ屋さんとは思えない、美味しくて個性的な料理たち。

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温泉道場の各店舗の料理は、それぞれの店舗が発案し、改良を重ね、お客さまに提供しています。各店舗の料理人や、飲食担当者が集まって、会社全体の飲食のクオリティ向上に努めています。それが、温泉道場の「飲食事業部」です。今日は、温泉道場の飲食事業部について紹介していきたいと思います。

温泉道場の飲食メニューは、どうやって作られるの?

温泉道場の本社がある、O Park OGOSE内で3カ月に1回行われているのが「飲食事業部ミーティング」です。ここでは、各店の飲食担当メンバーが集まり、前回の季節のメニューの振り返りをし、次の季節のメニューの素案についてディスカッションします。

どのメニューをどれだけ提供したか、お店に来たお客さまのなかでどれくらいの人数が食事をお召し上がりになったか、そのうちどれくらいが季節メニューなのか… といったことを読み解きながら、どんなメニューを提供したらお客さまに喜んでいただけるかを考えています。

温泉道場の飲食チームの特徴は、メンバーの多様性様々な料理店で働いてきた経験をもつシェフから、飲食に携わった経験を全く持たない新卒1年目まで、様々なメンバーが参加していることです。

素人でも役に立てることがあるの? と思うかもしれませんが、たくさんあるのです。調理方法などに詳しくない素人だから思いつくアイディアや、Z世代がどうやって行きたいお店を探すのか? 写真やメニューはどのようなものだったら惹かれるのか? など。プロと素人が意見を交わし合うことによって、温泉道場の個性的なメニューが生まれていくのです。

ディスカッションで得た意見を持ち帰った後は、各店が試作に励みます。春、夏、秋、冬。それぞれ季節メニューを考えるので、まだ暑さが残るころに、身体があたたまる冬メニューをつくることも。おふろ屋さんのメニューはどうあるべきか? 各店の飲食担当と支配人が、時には意見をぶつけあいながらもメニューを作り上げていきます。

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そして、その次に行われるのが「試食会」。他の店舗の料理長もやってきて、実際にお客さまに提供するメニューを試食します。味はもちろんのこと、料理の見た目やお皿も大事なポイント。試食会で新たに得た意見によって、メニューがブラッシュアップされていきます。

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二度の試食会を経て、メニューは完成。販売開始の前に最後に行われるのが「撮影」です。温泉道場のデザイン室が撮影を担当しますが、決してデザイン室のみが撮影を行う訳ではありません。料理長や支配人、考案に関わったメンバーも同席し、どのような写真だったら注文したくなるか、お客さまにはどのような写真を撮ってもらいたいかを考えながら撮影します。その後デザイン室がメニューのポスター等を制作し、お客さまに注文いただけるようになるのです。

こだわりを込めた各店のメニュー、ぜひチェックしてみてくださいね!

料理長たちにインタビュー

今回は、飲食事業部で活躍している関根さんと佐藤さんにインタビューしてみました。

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――今回はインタビューにご協力いただき、ありがとうございます。あらためて、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

関根さん: 飲食事業部の料理長 兼 O Park OGOSEの料理長の関根です。

佐藤さん: 同じく飲食事業部料理長の佐藤です。兼任で、おふろcafé 白寿の湯の料理長もしています。

――お二人は、温泉道場で働く前は、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?

関根さん: 飲食に関する専門学校を卒業後、フランス料理の道に入りました。10年くらいはフランス料理をやっていたのですが… 実はフランス料理は「ソース」にこだわり、「ソース」のおいしさを追求する料理で、食材のおいしさは二の次だったんです。それに対して自分は、「せっかく日本の食材はとても美味しいのに、もったいない」と思っていました。だから、イタリア料理に転向しました。料理人になって39年ですが、それからはずっとイタリア料理を主としてやっています。だいたい3年ずつくらい、都内の有名な料理店や、ホテルで働いてきました。

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埼玉に戻ってきたのは、料理人の上下関係の世界に少し疲れてしまったのが第一にあって。もっと美味しいものを提供することに集中したいし、お客さまの笑顔を見ることのできる場所で働きたいと思いました。

佐藤さん: 私は、中学を出てすぐ料理の世界に足を踏み入れました。一番最初は懐石料理屋さん。関根さんと似ているかもしれませんが、自分も都内で働いていて、やっぱりガチガチのタテ社会でした。鱧(はも)ってわかります? 厨房内に鱧のいけすがあったんですが、その鱧で殴られたこともあります。今となっては笑い話ですが、よく我慢したなと。

埼玉に戻ってしばらく働きましたが、若い頃東京で感じた挫折がずっと胸に残っていました。だから、また都内に戻ってチャレンジしようと思いました。都内でいろいろな所で働いている中で、5年くらい前に「独立しよう」と思い、また戻ってきました。ただ、結果上手くいかず… そんなときに見つけたのが、温泉道場でした。

――ありがとうございます。お二人は出身が埼玉で、都内で経験を積み、また戻ってきた…というキャリアなんですね。お二人が温泉道場を知ったきっかけは何ですか?

関根さん: 都内で働いていたこともあり、仕事を辞めたあとでもお付き合いがあったお取引先さまがたくさんいました。そういった方々にご縁をつないでいただくこともよくあり、温泉道場もそのひとつでした。

「O Parkに、面接だけでも行ってくれないかな?」と言われたのが、はじまりでした。実はもう次に働くところは決まっていたのですが、「どうしても」と言われて、O Parkに行きました。そこで、統括支配人と支配人から話を聞いてみると、「自分の力で稼げる会社」なのではないか、と強く感じました。

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それからは温泉道場で働くことが頭から離れず、O Parkからの帰り道、もともと就職が決まっていた会社さまに「辞退させてください」という電話をしました。そのあと、O Parkにも、「断わりましたので、温泉道場でよろしくお願いします。」という電話をしましたよ(笑)

温泉道場ってどんな場所?

――まるでドラマみたいですね…! 「稼げる」会社だと、思ったんですね。

関根さん: 温泉道場は、自分からチャンスを掴みにいく人のもとに、チャンスが舞い込んでくる会社じゃないですか。「人から言われた、やるべきことをやる」というよりは、「自分でやるべきことを見つけて、成功させる」というのが、面白いなと感じましたし、「自分が探していた場所は、ここじゃないか?」と思ったんです。

佐藤さん: 私は、転職エージェントのスカウトがきっかけでした。「話だけでも聞いてみようかな」と思って、実際に話を聞いてみると、なんと私の出身の神川町のおふろcafé 白寿の湯を運営しているところだと気付き驚きました。

「おふろから文化を発信する ~地域を沸かせ~」というのが、温泉道場の企業理念ですよね。実際にそれを体現している会社なのだなと感じました。神川町は人口一万人の町ですが、温泉道場はそこに「おふろcafé」という場を作り、地域にコミュニティを作ってくれたのだ、と思いました。地元民として感謝の気持ちもありましたし、決裁権もありそうだし、いろいろ試せそうな場所だったので、チャレンジしてみることにしました。

あとは、温泉も、サバも、野球も好きですし… 野球チームを持っているので、もしかしたらプロ野球を見に行ったりできるんじゃないか…!?という気持ちもありました(笑)。いろいろなことをやっていて、「面白そう」と思ったんです。

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――温泉道場はもちろん「飲食」だけの会社ではないので、飲食畑のお二人からすると、環境が大きく変わったのではないかと思います。いかがでしょうか?

関根さん: 「自分はこれがしたいから、温泉道場にいる」という強い意志がないと、料理人にとってはもしかしたら大変な環境かもしれません。逆に、料理という枠から出たことにも取り組むことができる。視野が広くなって、丸くなった、人間性が変わったなと感じています。

佐藤さん: ローカルなので、スタッフさんも年齢の高い方がたくさんいらっしゃいます。そういった方々でも、私と同じクオリティのものを提供するためのメニュー開発や、オペレーション構築が必要です。また、おふろ屋さんなので、「ご飯を食べに来ることが目的ではない」お客さまが大半です。そういったお客さまに対してどのようなアプローチするか、ということも考えなければなりません。そういった点は今までは考えたことがない部分だったので、マネジメントやマーケティングの面でとても勉強になりました。

――温泉道場って、どんな会社だと思いますか?

佐藤さん:「なんでもできる」ですかね。「やりたい」を実現できる環境があると思います。なんとなく「○○をやってみたいんですよね」というところから、話が広がる。これくらい売上を作ります」と宣言して、プレゼンして、OKが出たら実際に実行できる。今だったら白寿の湯では飲食のエンタメにチャレンジしたくて、たくさんのアイデアが出ています。成功するかは正直分からないけれど、「とりあえずやってみよう」という流れになるんです。それがすごくいいところだと思います。

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関根さん: そうですね。それが一番ですね。でもそのためには、それを自分で表に出していかなければいけない。みんなそれぞれ、やりたいことがあって、それを胸に温泉道場に入社しているし、各店の支配人が、それを伸ばす役割があると思います。

――お二人は、これから温泉道場にはどんなメンバーが入ってきてほしいですか?

関根さん: 私からしたら、「料理に興味がある」が第一条件ですね。料理に限らず、業務に興味・感心を持って取り組んでくれる好奇心旺盛な方が一番伸びると思うし、こちらも教え甲斐がある。

佐藤さん: そうですね、あとはいろいろチャレンジしたい人。ささいなことでも「やってみたいです」と手を挙げる人は、マッチするのではないかなと思います。

――お二人がこれからやってみたいことを教えてください!

関根さん: マネジメントにもっとチャレンジしたいです。今は自分が飲食事業部をとりまとめながら、社長の山﨑さんがサポートに入ってくれている。これほど社長との距離が近いことはチャンスでもあるので、もっと勉強していきたいです。

佐藤さん: 温泉道場の飲食事業部が、コンサルティングできたら面白そう。おふろ屋さんなのに、飲食のコンサルができるって面白くないですか? あとは、漁船を買いたいです。会社が漁船を買って、釣って、各店舗に送る。名前は「温泉道場丸」。あっ、これは記事には書かないでくださいね。いきなり「やりたいって言ってたよね」と振られそうなんで…(笑) でも、こんな会話から事業が生まれる、というのが、温泉道場の魅力なんじゃないかと思います。

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――ありがとうございました!!

インタビュー記事はお楽しみいただけましたでしょうか? おふろcafé ハレニワの湯で活躍する薄田料理長の紹介記事もありますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。


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馬部桃花MOMOKA UMABE

Department
ビジネスプロモーション本部
Position
管理部(HR&C室)/副室長

北欧エストニアのタルトゥで交換留学生として1年間過ごし、北国の風景とエストニアのサウナ文化に心を奪われる。エストニアに関わる仕事をするため、温泉道場に入社。
知と知、経験と経験、偶然と偶然がつながる感覚が好き。
座右の銘は「幸福度は移動距離に比例する」。
人生の伏線をできるだけ張り巡らせるため、移動を大切にしています。

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