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採用プロジェクト ブログリレー 〜集え変わり者編〜 ②藤﨑勇宇

藤﨑 勇宇

採用プロジェクトブログリレーの第二弾を担当するのは、⼊社⼀年⽬、ときたまひみつきちCOMORIVER所属の藤﨑です。

温泉道場との馴れ初め

温泉とかサウナの会社ってなんだか気になる、毎⽇癒されながら働けそう。⼤学3年⽣の夏、漠然とそんなイメージを抱いた私が「温泉 地域おこし」「温泉 デザイン」と検索したのが温泉道場との出会いでした。採⽤のページに⾶ぶとそこには「集え、変わり者」というインパクトのあるキャッチフレーズ。この会社⾯⽩そう、どんな仕事をするのだろうと俄然興味が湧いたこと、そしてその時感じた胸の⾼鳴りを鮮明に覚えています。

サウナ説明会

⼤学時代の私は、温泉好きが⾼じて各地の温泉に⾜を運んでいました。⼈々を優しく包み込んで来た源泉に⾝を委ねて、太古の昔に思いをはせる。世の中は⽬まぐるしく変わってしまったが、きっとこのお湯の感触と⾹りは昔と変わらない、そしてきっとこれからも脈々と⼈々を平等に癒し続ける。その時間はまるでタイムスリップをしているようで、薄暗い照明を反射した⽔⾯の揺らめきが喜怒哀楽の感情をすべて受け⼊れてくれるような気がしました。
温泉旅館 藤﨑

温泉を巡っているなかで、私の愛して⽌まない昔から続く古き良き温泉が、後継者不⾜や時代の変遷とともに窮地に⽴たされている現状を⽬の当たりにしました。

次々市場に踊り出す新しいもの、画⾯の中には世界中の情報がリアルタイムで流れては忘れ去られていく。しかし、こんな世の中だからこそ次々と発展するテクノロジーの息抜きに、救いを求めた⼈々は懐古的な体験や癒しを求めるはず、そうなって欲しい。

⼤学⽣活最後の夏を迎える頃、私は漠然と温泉に携わる仕事に興味を持つようになりました。

tamagawa 藤﨑

温浴業界には旅館やホテルなど様々な形態があり、当時の私は業界について調べてみるものの右も左も分からない状態でした。実際働くとなるとやはり⼒仕事が多そう、温泉は好きだけどそんなに詳しくない、祝⽇が忙しいって聞くけど実際どんな働き⽅をするのだろう。

今まさに温泉道場に興味をもっている皆さまも同じような質問を抱いたことがあるかもしれません。そんな疑問を解決するべく、⼊社間もない私だからこそ感じること、伝えられることを書いていきたいと思います。

入社⼀年目の日々のしごと

もともと朝早く起きるのは大の苦手でしたが、社会人になってからは呆れるほどにスヌーズされた目覚ましで朝を迎えている毎日でした。

⼀⼈で迎える朝、そして⾞での通勤。初めての⼀⼈暮らしを始めてもうすぐ半年、少しずつ新しい⽣活にも慣れ始め、⾞窓から⾒える四季移ろうあぜ道の景⾊もいつしか好きになっていました。
桜 藤﨑

私が働くときたまひみつきちCOMORIVERは宿泊施設です。朝に出勤して、午後のお客さまのチェックイン時間まではベッドメイク業務やフロントでの接客を主に⾏っています。宿泊業はお客さまの⾐⾷住に寄り添い、サービスとして提供するので本当に幅広い業務を経験できます。

フロントやベッドメイク以外にも、キッチンで仕込みをしている日もあります。そして実はいま、店舗内にあるパン屋さん「小麦の奴隷」の名物「ザックザクカレーパン」を衣付けからできるよう、たぬきち(※)として修行中でもあります。

※たぬきち=エンタメパン屋小麦の奴隷では、スタッフをあだ名で呼び合うルールがあります。タヌキ好きが高じて付けたあだ名です。説明すると日が暮れる恐れがあるので割愛します。

現場作業が終わると、お店を運営する上で欠かせない数値管理や、事務作業さらにイベントの企画作りを進めています。なかには売店の商品の数量管理や備品の発注など地道な作業もありますが、任される仕事が増えるにつれて店舗がどこにお⾦を使っているか、先⽉に⽐べてどう変動したかなどが⾒えてくるので奥が深く、⾯⽩いです。

初めてのイベント「ホタルの夕涼み会2022」

obabotaru 
写真:ときたまひみつきちCOMORIVER内にも生息するオバボタル

入社間もない初夏の夜、帰り道に偶然敷地内の川に目をやるとホタルの淡い光をみつけました。川のせせらぎとカジカの鳴き声、そこに夏の訪れを静かに告げる蛍の光。この情緒あふれる⾵景をお客さまにも⾒ていただきたい。翌⽇、店舗の上司にそう伝えると⼆つ返事でやってみようという流れになり、私はホタルのガイドツアーの企画を担当する事になりました。

しかし、⽇々の現場業務をこなしながら、イベント企画を進めるのは思った以上に難しく、思うように作業が進まず、時間ばかりが過ぎてしまいました。

スタッフさんや先輩を巻き込んで協⼒してもらう、イベントにかかる予算や規模感を上司に報告してイメージを擦り合わせる、当⽇お越しになったお客さまにイベントを楽しんでいただく。 イベント開催までの⼀連の流れはまるで社会の縮図であるように感じました。

ホタルイベント当⽇、嬉しいことに退勤したスタッフさんがお⼦さまを連れて参加してくれたこともあり、無事和やかな雰囲気の中で開催することができました。
藤﨑 ほたるイベント

今回ブログのバトンを繋いでくれた店舗の先輩でもあるエストニア好きの馬部さんによると、エストニアではホタルは幻の生き物で、愛の象徴とも呼ばれているそうです。今後もコモリバのホタルを保全して、多くのお客さまに初夏を彩る非日常のワンシーンをお届けできるよう、様々な企画を考案中なのでこうご期待です!

すべての業務は夢に繋がっている感覚

店舗を知ること、お客さまを理解すること、そして共に働くスタッフさんの声や応援をいただけること。会社という名の道場でこれらの課題をクリアして⾏った先に、⾃分らしく好きな事に挑戦できるステージに⽴てる。今は漠然とそのようなイメージで⽇々の業務に取り組んでいます。

頭を使う企画の仕事、スタッフさんの背中を追いかけて汗を流す現場での仕事。まったくベクトルが違うように⾒える店舗での⼆つの仕事が、イベントを通して点と線で⼀つに繋がったような気がしました。

現場作業だけが繰り返されるだけの業務だったら、私は疲れ果ててやりがいを⾒いだせていなかったかもしれない。しかし、⼊社して半年が経とうとする今、逆に現場を経験できてよかったなと感じている事が増えてきました。⼊社とほぼ同時に任される現場仕事と、イベント企画などの仕事。その⼆つの間の垣根は限りなく低いように感じています。

サウナカー 藤﨑

自分が楽しんでいなければ、お客さまを喜ばせることはできない、社内でよく耳にするこの言葉を誰よりも体現してたくさんのワクワクを伝播したいと思います。

自分は温泉道場に入社してまだ半年ほどですが、売店の商品選びや飲食メニューの開発など、新しい「これやってみたい!」に出会えました。これからこの会社でどんな業務内容で、どんなことに夢中になっていくのかは、正直自分でも予想だにできません。

日々のスピード感とエネルギッシュさに翻弄されながら成長していく、温泉道場のそんなところが好きです。

焚き火 藤﨑

2回に渡ってお届けしてきた採用プロジェクトブログリレー~集え変わり者編~の第三弾は同期のクレさんにバトンを渡す予定です。日本の文化やアニメをこよなく愛するクレさんの記事、お楽しみに!

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藤﨑 勇宇YU FUJISAKI

Department
おふろcafé utatane
Position
マネージャー

東京の落合で育ち。上海での暮らしを通じて日本の自然やおふろ文化に目覚め、大学でデザインを学ぶ傍ら自然と温泉漬けの日々を過ごす。1カ月住み込みでアルバイトとして働く中で「1000年愛される温浴施設を残したい」と思うようになる。地元に恩返しがしたい、いい温泉を世界に発信したい。そう願って日々勉強中です。

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