ONDO

温泉道場ゼミレポート/お酒好きにはたまらない! ウイスキー「イチローズモルト」の蒸溜所見学に行ってきました

温泉道場

こんにちは! 温泉道場の総務経理室で働きながら、クラフトビール醸造家を目指している濱野です。
IMG_5858

先日、温泉道場ゼミの一環としてウイスキーの蒸留所見学&試飲という、お酒好きにはたまらないイベントが開催されましたので、そのレポートをしたいと思います。

その前に温泉道場ゼミについておさらい

「温泉道場ゼミ」とは、社員が休みを利用して参加する勉強会です。強制ではなく自由参加型。自分の空いた時間を有効活用でき、普段は体験できないこと、お金を払わないと学べないことを会社が開催してくれます。
5F0C15C3-AA96-407A-A611-A8C0C0F992EC

例えば・・・
•スノーボードをしに行こう
•高級な料亭で食事をしてマナーを身につけよう
•地元の農家さんと一緒に梅の収穫体験をしよう
•建築士さんのデザインオフィスを訪れてみよう
•エンターテインメントを学ぶためにプロレスを見に行こう
•マーケティングを勉強しよう
•歴史からビジネスを学ぼう
などなど!

現在クラフトビール醸造家を目指しているため、ビールの兄弟であるウイスキーを学べる今回のゼミは、今後役に立つこと間違いなし!ということで行く前からとてもワクワクしておりました。

いざ! 蒸溜所見学

IMG_4255

今回、見学させていただいたのは、ウイスキーの世界で最も権威のある品評会「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」で最高賞を獲得しているイチローズモルトをつくっている、株式会社ベンチャーウイスキーさまの「秩父蒸溜所」です。

イチローズモルトは、温泉道場のときたまひみつきちCOMORIVERなどのリゾート施設でも取り扱っていて、温泉道場メンバーにもファンが多いお酒です。現在、秩父蒸溜所は一般のお客さま向けの見学は受け入れていませんが、取引先ということで人数制限を設けた上で実施していただきました。

IMG_6725

ワールド・ウイスキー・アワード以外もたくさんの賞をとっております。すごすぎる! 私もビールを造れるようになったら、賞をとりたいです。

ウイスキーの製造工程について

1.製麦(せいばく) → 2.糖化 → 3.醗酵 → 4.蒸溜 → 5.熟成 → 6.ブレンド という、ウイスキー製造の順番で蒸溜所を案内していただきました。(ちょいちょい、私のビールのうんちくもいれながら説明いたします)

1.製麦
IMG_4272

イチローズモルトはモルトウイスキーといわれる種類で、大麦麦芽だけをつかったウイスキーを造っているとのこと。原材料は、麦芽+水+酵母の3種類です。ビールはここにホップというハーブが追加され4種類です。

IMG_4278

麦を発芽させ乾燥させると「麦芽」になります。

名称未設定13
この機械で粉砕した麦芽は、糖化層へ送られます。

2.糖化
粉砕した麦芽の中にあるでんぷんを、酵素の働きによって糖に分解する仕込み工程です。お湯をいれて、おかゆのような状態にすると、糖分の混ざった甘い麦汁ができます。ここまではビールとほぼ一緒なのでふむふむと聞いておりました。
IMG_6740
※写真は掃除中

3.発酵
麦汁の中の糖を、酵母が食べて、アルコールと二酸化炭素ができます。ビールもそうですが、この酵母の働きによって美味しいお酒ができます。
名称未設定2

ミズナラの木で作った発酵タンクです。ミズナラの木特有の乳酸菌もいるらしく、秩父ならではのウイスキーを造り出してます。
名称未設定

味噌と乳酸発酵しているヨーグルトが混ざったような香りがしました。

4.蒸溜
IMG_4345_2
スコットランド製の蒸溜窯、かっこいい!

発酵して作られたアルコールが入った麦汁 → 発酵の終わったもろみを蒸留器にいれて二度蒸溜し、アルコール濃度を高めていくとのことです。ここから透明な液体がでてきます。
IMG_6747

IMG_6743
最初にでてきた液体から順番で、ヘッド → ハート → テールと呼ばれます。真ん中の「ハート」の部分しかウイスキーに使わないそうです。どこをハートにするかは、香味で決めるとのことです。数十秒ごとに香りが変わっており、ハートを決めるのは、まさに匠の技。

5.貯蔵&熟成
IMG_4346
蒸溜工程でできた、透明な液体を樽で寝かせることで、ウイスキーの茶色い色味、複雑な味わいができていきます。写真に写っている樽のすべてを3名のブレンダーがテイスティング、ブレンドをして、製品化をして、いつ出荷するのか決めていくとのことです。

この樽全部を味わえる仕事、うらやましいですね! 求人を出しているわけではないのですが、ウイスキー好きの応募者が毎年数名くるそうです。

使う原材料から発酵の工程、蒸溜方法、さらには樽につかう木の種類、ブレンドで味わいが変わるというウイスキーの奥深さ、また最低3年製品化に時間がかかるとのことで、ウイスキー事業の難しさを学ばせていただきました。

お待ちかねの試飲タイム

IMG_4437

最後に試飲をさせていただきました。どれも味わい深い。樽の種類の違いからも生まれる、香味、味わい、飲んだ後の鼻から突き抜ける香り・・・。ウイスキー、奥深すぎる・・・。
名称未設定11

私のお気に入りは、赤ワインを造った樽で寝かせた赤いラベルのイチローズモルト! ウイスキーはビールの兄弟でもあるので、ビールだけではなく、ウイスキーも飲んでいきたいなと思える最高なゼミでした。
名称未設定12

いつか必ずイチローズモルトを造った樽を使って、ビールを作りたい!!

新しい夢が生まれた瞬間でした!

温泉道場ONSEN DOJO

RECOMMEND

同じカテゴリの記事一覧

RANKING

CONTACT

ONDOでは、地域活性に関する事業や、施設運営のご相談、
ともに地域を沸かしたい方からの採用のお問い合わせなど
随時受け付けております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。