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地域で活躍するリーダーを目指して! 人材交流で学んだ大切なこと:後編 ~成川渓谷休養センター編~

温泉道場

こんにちは。入社4年目の沼倉です。

“2025年までに5人の社長を輩出する”という経営計画の一環として、僕が所属するHR&カルチャー室では、人材交流を促進しています。ローカルリーダーとなるべく我こそは!というメンバーを日々募集している中で、僕が先陣を切って行ってきました。

人材交流にご協力いただいたのは、愛媛県に本社を構える「株式会社ありがとうサービス」様です。地方創生事業部を展開されていたり、僕の上司でもある宮本昌樹さんが社外取締役を務めていたりと、いろんなご縁が今回の交流につながりました。

期間は7月から約1カ月間、派遣先はありがとうサービス様が運営している複合レジャー施設「成川渓谷休養センター」(愛媛県北宇和郡)です。

ブログ前編では、成川渓谷休養センターで働く前段階としてときたまひみつきちCOMORIVERでの研修に行ってきたことをお伝えしました。今回の後編では成川渓谷休養センターで取り組んだこと、そしてそこから得た大きな学びについてお伝えします。

成川渓谷休養センターで取り組んだこと

成川渓谷休養センターは、緑あふれる森と鬼ヶ城山連峰から流れる清流によって作られた美しい景観と、地元の名物であるキジ料理や宿泊を楽しめる施設です。

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派遣期間中に主に取り組んだことは2つあります。
・宿泊施設の運営サポート
・日帰りBBQの新規立ち上げ・運営サポート

宿泊施設の運営サポートでは、オンラインでの予約数を増やすために提携宿泊サイトの文言や写真の編集をしたり、SNSでお店の魅力発信などを行いました。

また、日帰りBBQでは、地元のジビエ肉と特産のキジ肉を使った手ぶらBBQプランを新規で作成し、運営をサポート。有害鳥獣として捕獲された猪や鹿を破棄するのではなく、食肉として活用する取り組みです。キジ肉は地元で飼育されている高麗キジのお肉を使用。高麗キジは四万十川上流域の自然豊かな場所で育てられており、「食鳥の王様」とも呼ばれています。

地元の魅力を活かしながら、お客様が喜ぶプランをスタッフさんと一緒に考えることはとても楽しかったです。

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サービス現場を通じて感じた大切なこと

派遣初日から、売上を作るための宿泊やBBQなどの新規プラン作りのことばかり考えていた僕は、現場運営を支えていただくスタッフさんの思いやお店の状況をまったく理解できていませんでした。新しいプランが一つ増えれば、その分オペレーションに負荷がかかってしまうことを把握せず、とにかくお客様に予約をしてもらおうと躍起になっていました。

予約が増えていく一方で、宿泊オペレーションの整備やスタッフさんとのコミュニケーションが疎かになってしまった結果、スタッフさんをとても疲弊させてしまったのです。とても負荷がかかっているのに、僕は口だけで手を動かさない。スタッフさんとの距離が遠のいていくのを感じました。

もし僕が逆の立場で、一緒に働くスタッフさんが現場に入らず指示だけを出し続けていたら、その人のことを信用できないし、一緒にお店を良くしようとは思いません。当時はそんな当たり前なことを考えることができませんでした。そうした状況の中、ある1人のスタッフさんが正直に、ぼくの至らない点を指摘してくれたおかげで、自分の言動を変える決意ができました。

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その後、他のスタッフさんたちとも積極的にコミュニケーションを図り、少しでも負担を軽減できるよう一緒に現場業務に取り組みました。

例えば浴室清掃。清掃スタッフさんの俊敏さ・丁寧さには圧倒されるばかり。僕が一番若くて動けるはずなのに、初めて入った時は清掃のスピードについていくだけで必死。翌日は筋肉痛が辛かったです……。

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スタッフさんたちと一緒にサービス現場に入ることで、仕事のことや生活の悩みを相談し合うなど、雑談する時間が自然と増えていきました。すると少しずつ僕のことを名前で呼んでくれるように! またスタッフさんたちから「あの箇所を変えるともっとお店が良くなるよ」と提案をいただき、一緒に改善をしてくれた時は本当にうれしかったです。

どんな場所、どんな地域で働いていても、一番大切なのはやっぱり「人」。店舗のことを一番知っているのは、何年も働いているスタッフさん。スタッフさんがいるからこそ、問題なく店舗運営ができる。もし、浴室清掃のスタッフさんがいなければ温泉の営業はできないし、ベッドメイクのスタッフさんがいなければ宿泊の運営もできなくなります。

独りよがりで突き進むのではなく、スタッフさんと一緒になって働き、店舗を良くしていく。そして一緒に目標を達成することが大切なんだと痛感しました。

地域で活躍するリーダーを目指して

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今回は1カ月間という短い期間でしたが、一緒に働くスタッフさんから本当にたくさんのことを学ばせていただきました。その中でも一番の学びは、リーダーとしての姿勢です。

地域には働き手がいなかったり、地元の魅力に気づかず過疎化が進んでしまったり、様々な課題があります。一方で課題を解決し、地域活性化に取り組もうとしても、最初からうまくいくことは難しいと思います。

僕のように独りよがりの姿勢では、誰もサポートしてくれません。だからこそ地域活性化を行っていくには、強い熱意を持って周りを巻き込み、自らが率先して行動をするリーダーの姿勢が求められる。そしてリーダーの姿勢によって、スタッフ、店舗、そして地域の未来が決まっていくのではと強く感じています。

今回の人事交流での経験を糧にして、地域で必要とされるリーダーになる! そのためにこれからも頑張っていきたいと思います!

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