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文化を創る“人”を育む ―おふろから、ダイバーシティを考える―

中島 潤

こんにちは、HR&カルチャー室の中島潤です。先日、6カ月にわたって行ってきた、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)マネジメント研修が終了しました!

どんな思いでこの研修を行っているのか、どんなことを目指しているのか、研修内容と共にご紹介します。

「ローカル」な企業だからこそ、「グローバル」な価値観で

温泉道場は、「おふろから文化を発信する ―地域をわかせ―」という企業理念のもと、地域で活躍するリーダーを輩出することを目指すローカルベンチャーです。埼玉県を中心として展開する各店舗で、地域密着の実践を続けています。

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そんなローカル企業での“マネジメント”や“人材育成”と聞くと、どんなことを想像しますか?

「地域のしきたりに沿って」
「昔ながらの、阿吽の呼吸を大事にしながら」
「家族的な人間関係の中で」
そんなイメージがあるかもしれません。

私たちは、「ローカル企業だから、昔ながらの地域のしきたりに沿って、旧来の日本型マネジメントをするべき」とは考えていません。ローカル企業だからこそ、あえて「Diversity & Inclusion (D&I)」というグローバルなテーマに、正面から取り組んでいます。

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その理由は、将来、海外展開も視野に入れているから、だけではありません。これから地域で新しい仕事をつくり、リーダーとして多くの人を巻き込んでいくには、多様性を前提とするマネジメントは不可欠だから。そして、「長所伸展」で人材育成をしていく温泉道場で求められるリーダーシップとは、「個を尊重し、良いところをとことん伸ばし、活かしあう」という文化を体現するものだからです。

文化を創る“人”を育てる“リーダー”

温泉道場は、おふろを通して、文化を創る “人” の輩出を目指しています。

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温泉道場グループ リクルートサイト

リーダーには、文化を創る“人”を育むために、一人ひとりの強みを引き出す「プロデューサー」として、また、文化を創るのに適したチーム環境を整える「カルチャーメーカー」としての役割が求められます。今回の研修は、各リーダーが「自分のリーダーシップ」を考えるための基礎的な理論やフレームワークを知り、具体的な実践につなげることを意図してデザインしました。

遠隔メンバーもTV会議で参加。研修方法も柔軟に!

遠隔メンバーもTV会議で参加。研修方法も柔軟に!

D&I研修のコンテンツ

連続7回、完全オリジナルメニューでお送りした研修のうちの一部を、抜粋してご紹介します!

■自分自身のトリセツを知る
人間関係の基本は、“人”対“人”。メンバーを知ることも大事ですが、まずはリーダー自身が「自分を知る」ことから。温泉道場では、「ストレングスファインダー」という自分の強みを知るための診断や、自分の思考や行動の傾向を知ることができる適性検査「スカウター」を導入しています。客観的なデータは、存分に活かしてこそ価値があるもの。D&I研修は、自分の特徴を知り、癖を自覚して、自分の「トリセツ」を確認するところからはじまりました。

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■対話型マネジメントを実践する
「1on1」として、リーダーとメンバーが定期的に1対1の面談を行う仕組みがあります。最近よく聞く「1on1」ですが、中身を充実させるには、対話のためのスキルも重要です。「心理的安全性」と「傾聴」をキーワードに、対話によってメンバーと信頼関係を築いていくための具体的な実践方法を知り、リーダー同士が、気づきや疑問点を持ち寄る時間もつくりました。正解のないことだからこそ、ざっくばらんに話し合える場も必要だと考えています。

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■エンゲージメントとコミュニケーションルートデザイン
リーダーシップは、マネジメント層だけが発揮するものではありません。チームメンバーそれぞれが、エンゲージメントを高め、得意なことを持ち寄って、最大限のパフォーマンスを発揮するためには、チーム内での活発なコミュニケーションが肝心です。組織を有機的にとらえ、「今、どんなコミュニケーションになっているだろうか?」と振り返ってみることから、よりよいチームづくりに向けた次の一歩を描きました。

これからの温泉道場とD&I

今回のマネジメント研修はいったん終わりとなりますが、これからも、「文化を創る“人”」をテーマとして、D&Iや組織づくりに関した学びの場をつくっていく予定です。

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また、多様な人が、自分の強みと個性を存分に活かして、思いっきり活躍できる環境をつくっていくことは、これからのリーダーを育てる上で欠かせない観点です。温泉道場という枠を超えて、学びや知恵を広げていけたら、もっと多くの人が自分らしいリーダーシップを考えるきっかけにもなるのでは、と思っています。

「ローカルでのリーダーづくりに力を入れたい」「組織づくりを一緒に考えたい」と思っていらっしゃる方のために、HR&カルチャー室が提供するサポートサービスもご用意しております。ご興味ある方は、お気軽にご連絡ください。
ローカル企業がインターンシップ・採用に取り組むポイントと、サポートサービスについて

「おふろから、ダイバーシティを考える」
そんな発信にも、どうぞご期待ください!

中島 潤JUN NAKAJIMA

Department
ビジネスプロモーション本部
Position

大学卒業後、企業勤務を経て大学院で社会学を専攻。縁あって温泉道場の存在を知り、社名と、“集え、「かわりもの」。”という言葉に共感し、参画を決意。
「働く人も、お客様も、色んな人が『自分のまま』で安心して過ごせる場」を考えながら、そして、共に働く人たちの個性と多様性を楽しみながら、働いています。

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