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【山崎×宮本対談】株式会社旅する温泉道場CEO就任を記念して

温泉道場

対談-1

2020年7月1日付で、取締役会での承認を経て、宮本昌樹さんが株式会社旅する温泉道場の代表取締役に就任! それを記念して、株式会社温泉道場の山崎さんと、宮本さんのスペシャル対談が行われましたので取材してきました。
株式会社温泉道場は、「2025年に5人の社長を輩出する」という目標を掲げており、宮本さんはその第一号となります。

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【代表取締役とは?】
会社法上に定められた企業の最高責任者のことで、多くの企業では代表取締役・社長と兼務しています。これまで宮本さんは株式会社旅する温泉道場の取締役・社長COO(最高執行責任者)だったのですが、代表取締役となり会社法上の法的責任も負う最高経営責任者という立場になりました。

【旅する温泉道場とは?】
2016年12月、株式会社温泉道場の100%子会社として設立されました。株式会社旅する温泉道場は、かねてより温泉道場と親交があった株式会社四日市ヘルスセンター(三重県四日市市)より、2017年2月に天然温泉ユラックス(現・おふろcafé湯守座)、同年4月に丸福観光の事業譲渡を受け、運営を行っています。

温泉道場代表取締役山崎さんから、
旅する温泉道場代表取締役宮本さんにインタビュー

山崎:2020年6月に、株式会社旅する温泉道場(以下、旅する温泉道場)の代表取締役を私山崎から宮本さんに引継ぎましたね。

宮本:はい。

山崎:旅する温泉道場では、宮本さんは取締役社長に一年前から就任してもらっていたので、最高執行責任者(COO)ではありました。今回、代表取締役社長、つまり、最高経営責任者(CEO)として、旅する温泉道場のすべての責任を負うという役職になったので、今日は、その大切な節目に、宮本さんに今の心境や考えていることを質問したいなぁと思っています。

宮本:よろしくお願いします。

山崎:ちなみに、今回のインタビューは下打ち合わせなしなので、けっこう、宮本さんの本音が聞けると思いますよ(笑

宮本:そうですね(笑)

対談-1

宮本さんの仕事の原点

山崎:ではまず、実際一年間、社長という立場で仕事をしてみての感想はどうですか? たぶん、社長という立場になることで、初めて見えてくることもけっこうあるのではないかなと思うんですが。

宮本:率直に、「社長って大変だなぁ」って、思いました。

山崎:でしょう? 社長って、大変なのよ(笑)。でも、それはうれしいな。社長の大変さを分かち合える仲間ができて。この社長としての大変さって、社長にならないとわからないんだよね。

宮本:はい、私も山崎さんの姿を見ていて、想像はしていたのですが、いろいろやってみて初めて、「なるほど、そういうことか」と思いました。でも、大変さも多い分、やりがいも大きいですね。

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山崎:そうだよね。これからは、文字通り旅する温泉道場は「宮本さんの会社」ということになります。それはつまり、宮本さんがどういう会社にしていきたいか、社員やスタッフさんにどう会社で働いて頂きたいか、ビジョンを示しながら、それを実現していく、ということになります。
ずばり、宮本さんはこれから、旅する温泉道場をどういう会社にしていきたいですか?

宮本:それは、なぜ私が代表取締役社長という立場で仕事をしたいと思ったか、という原点の話になりますね。私は、自身が年を重ねて、自分の人生を振り返ったときに、「自分はこういう人生を送ったから、少しでも世の中のためになったかな」と思える仕事をしたいと思っていたんです。

山崎:なるほど。

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宮本:私は和歌山県の出身です。旅する温泉道場も、三重県ということで、同じ紀伊半島に位置しています。そういったご縁もあって、将来、「自分が経営する会社のおかげで、その地域がよくなった」、といえる状態をつくれたらいいなと思っています。何十年とかかるミッションかもしれませんが、今は、そういう思いが強いですね。

山崎:すごくロングスパンのビジョンですね。宮本さんなら、それを必ずや実現してくれると信じています。

悩み、考えた先に見えるもの

山崎:では、日々の仕事において、「この仕事すごく楽しいな」「これはすごくやりがいがあるな」と思える瞬間はどんなときですか?

宮本:CEOとしての仕事は、「答えがみえないこと」でも「意思決定をしないといけないこと」の連続なのですが、その緊張感もありつつ、それがうまく自分のイメージ通りにハマったときに、「よし」と思えますよね。

山崎:まさにCEOとしての仕事の大変さでもあるけど、醍醐味でもあるところですよね。

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山崎:旅する温泉道場のなかでは、普段、メンバーに見せていないところかもしれませんが、実際は日々緊張感やストレスがかかっていると思います。その緊張感との戦い方、自分なりのストレスマネジメントの方法はありますか?

宮本:そうですね、逆に、考え悩み抜くことかもしれないです。経営の様々な課題を日々考え、真剣に向き合うことで、「これだけ考えたのだから、ある意味、失敗しても仕方がない」と思える瞬間がくると、この立場になって気づきました。悩みに悩み抜いた先に、「開き直れる瞬間」が、あるのだなと。

山崎:そうだね。経営は、答えの見えない課題に答えを出し続けないといけないので、考え抜くということが一番の解決方法というのは、私も共感します。
ちなみに、日々のリフレッシュは、どうしていますか? 将来経営者を目指したい、というメンバーが多い温泉道場のなかにおいて、宮本さんのリフレッシュ方法、けっこう、みんな知りたがっていると思います!(笑)

宮本:日々のリフレッシュは、私の場合は「料理」ですね。

山崎:私と一緒だ!(笑)

宮本:けっこう、料理するときは無心になれるというか。いろんなメニューを考え、段取りを組み、そして妻に振る舞うという(笑) このまえは、麻婆豆腐や餃子など、中華料理オンリーの「中華パーティ」を開きました。

山崎:自分も楽しいし、家族にもよろこんでもらえるリフレッシュ法でいいですよね。案外、料理好きは経営者の必須スキルかもしれないですね(笑)

宮本:たしかに!

CEOとして目指す、理想像

山崎:それでは最後に、代表取締役という立場になった今、改めて大切にしたい価値観などあれば、教えてください。

宮本:自分の会社を「世の中に役立つ会社」にしたい、では、どういうことが、「世の中のため」と言えるのだろうか、ということを、日々考えています。経済という面でもそうだし、雇用を守るという面でもそうだし、もっというと、文化や地域への愛着や誇りといったものへも、会社経営を通じて貢献できるかもしれない。今改めて、「世のため人のため」を深掘りし、自分の中に落とし込んでいます。

山崎:会社経営は、トップの「哲学」がとても大事ですからね。

対談-2

宮本:とくに旅する温泉道場は、「株式会社四日市ヘルスセンター」から事業譲渡を受け、誕生した会社です。ですので、先輩方や地域の皆様によって育まれてきたよい部分を残し、さらに伸ばしていきながら、新しい分野にチャレンジしていく、ここが、私としてもすごく大切にしたい経営の方針です。

山崎:私たち温泉道場グループが行う店舗運営は、経営が上手くいかなくなったところの事業再生のビジネスです。でも、昔からのカルチャーを否定するのではなく、うまく新しいカルチャーと融合させ、少しずつ経営改善をしていくところが重要なポイントですよね。

店舗外の「上司」や「先輩」

宮本:2020年の9月には、私自身も四日市に引っ越しをするので、しっかり腰を落ち着けて、メンバーとともに頑張っていきたいなと思っています。

山崎:2025年に5人の社長を輩出することを目指している温泉道場にとって、宮本さんはそのトップランナーです。温泉道場には、将来経営を目指したい、いつか自分の生まれ故郷に戻ってビジネスを興したいと思っているメンバーがたくさんいますので、その目標としてこれからも走り続けてほしいなと期待しています!本日はありがとうございました!

宮本:ありがとうございました!

対談-3

おふろcafé湯守座
三重県四日市市生桑町311
https://ofurocafe-yumoriza.com/

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