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滋賀県に「おふろcafé びわこ座」誕生。運営するイワシタ商事株式会社の岩下社長に話を聞きました!

斉藤 綾子

こんにちは! 特命担当の齊藤です。
2019年11月20日に関西地方初となるおふろcafé「大津温泉 おふろcafé びわこ座」が滋賀県大津市にオープンしました!
びわこ座モデル
おふろcaféとしては6店舗目、フランチャイズ店としては2店舗目となるお店です。運営するのは福井県に本社を構えるイワシタ商事株式会社さまです。もともと運営していたニューびわこ健康サマーランド、そしてニューびわこホテルを「おふろcafé」にしようと思った経緯などを社長の岩下大介さまにインタビューしました。
岩下社長
▲ イワシタ商事株式会社 代表取締役 岩下大介さま

 

「おふろcafé 湯守座」を見て衝撃を受けたのがきっかけ

――おふろcaféびわこ座のオープンおめでとうございます。

岩下社長:ありがとうございます。
びわこ-オープン
――早速ですが、今回もともと運営していた施設を、おふろcaféにしようと思った経緯を教えていただけますか?

岩下社長:イワシタグループはもともと機械関連の事業がメインの会社。会社としては、24年前に温浴事業を始めました。広大な工場跡地に「越のゆ鯖江店」をオープンしました。現在、直営店と委託運営店を合わせて12店舗を運営しています。

私は3年前に社長になったのですが、昔より温浴の数字が悪くなっていたんです。このままの形ではまずいなと思って今流行っている温浴施設をいろいろ調べていて……東京、関東から関西までたくさんの温浴施設やデザイナーズ銭湯も見に行きました。

その中で、おふろcaféの名前はもともと、Facebookなどで知ってはいて。実際におふろcafé湯守座に行って、衝撃を受けたのが始まりです。
――どんな部分が衝撃だったんでしょうか?

岩下社長:第一印象はとにかく「おしゃれ」だったんです。そして自分の考え方が根本的に違うということに気づかされました。風呂屋はやっぱり風呂に固執するんですけど、おふろcaféは風呂ではなく休むスペースに、ここまでこだわった考え方をするんだという衝撃ですね。

それから、すぐに調べて埼玉のおふろcafé全店舗を見に行ったんです。一日かけてレンタカーで埼玉の全店舗を回って。静岡のおふろcaféにも新幹線で見に行きました。
――すごい行動力ですね。ちなみに余談ですが、おふろcafé全店舗を見た中でどの施設がいちばん気に入りましたか?

岩下社長:「おふろcafé白寿の湯」ですね。スタッフの雰囲気が良いなあと。なんか家族感がありますよね。
ホテル2

――おふろcaféを全店舗見て、フランチャイズ店へ乗り出したわけなんですね。

岩下社長:はい。ニューびわこ健康サマーランドは「おふろcafé」に当てはまると思ったんです。自社の温浴施設の再編を考えたときに、実はニューびわこ健康サマーランドをやめるということは、いちばん簡単な経営判断だったんです。立地が良いので、土地は売ろうと思えば高く売れる。でも一緒にお店を作り上げてきた支配人やスタッフさんたちのことを考えるとそういう問題ではないんですよね。

――コンセプトや施設としてのこだわりはありますか?

岩下社長:大衆演劇があるおふろcaféということで、湯守座と近い雰囲気になるんだろうなとは思っていました。実は、おふろcafé化をするときに大衆演劇をやめるということも検討したんです。ただ、5年続けてきた大衆演劇をなくすということは、そのファンやお客さんを捨てるということになってしまうのと……、あとはうちの田中支配人がずっと頑張ってきて、現在大衆演劇界ではわりと名が知られるようになっていたので、その部分はやはり軸にしたいなと。
びわこフロント

――コンセプトが決まって、その後、実際リニューアルの準備で苦労した部分はどんなとことですか?

岩下社長:「フランチャイズ」というと開業に必要なパッケージが自動的に用意されるというイメージだったのですが、おふろcaféはそういうものではなかったですね。おふろcaféは、運営しながら走っていくイメージ。オープンが完成じゃなくて、50〜60%でスタートして、実際のお客さんの動きなどを見ながらもっと磨き込んで良くしていくって感じだと実際にやってわかりました。
びわこ-茶々

 

お風呂に入って、しかめっ面をする人はいない

――すごい素敵な空間になったと思いますが、今回リニューアルしたスペースで岩下さまがいちばん気に入っている部分はどこですか?

岩下社長:おこもりラウンジですね。図面で見たときに壁に入る?というのがあまりイメージが湧かなかったのですが、でき上がったのを見て「これは自分も入るだろうな」と。実際、お客さまに人気のスペースになっています。
おこもりラウンジ
▲ 隠れ家的な半個室でのんびり過ごせるおこもりラウンジ。

――今後「おふろcafé びわこ座」はどんな施設を目指していきますか?

旧施設「ニューびわこ健康サマーランド」は、地元の人にはお風呂屋さんとは思われていなかったんですよね。大衆演劇や宴会場という認識でした。なので、これからは、お風呂やさんとして地域にいちばん愛されるお店になりたいです。
びわこ風呂
「お風呂に入って、しかめっ面をする人はいない」っていうのが、温浴事業の創業者であるうちの会長がずっと言っていた言葉で、お風呂って本当にそういう場所だと思うんですよね。今回おふろcaféになって一日中居られる空間づくりができたと思うので、お客さまがゆったり癒されて「明日も頑張ろう」と思っていただけるような施設づくりをしていきたいですね。

 

大津温泉おふろcaféびわこ座(おふろcaféニューびわこホテル)

びわこ-コーヒー2
http://ofurocafe-biwakoza.com/

  • 住所:滋賀県大津市月輪 1丁目 9-18
  • 営業時間: 10:00〜 25:00(最終入館 24:00)
  • 運営会社:イワシタ商事株式会社(福井県福井市 代表取締役:岩下大介)

斉藤 綾子AYAKO SAITO

Department
ビジネスプロモーション本部
Position
部長/FCコンサルティング部/社長室

群馬県出身。温泉が好きで「スタッフはいつでも温泉入り放題」の言葉に惹かれ、自宅から車で20分、おとなり埼玉県にある「白寿の湯」で働きはじめる。

おふろcafé utatane勤務後、本社配属。動物と自然を愛するふたご座B型。趣味はゴルフ、散歩。カフェでまったりコーヒーを飲みながら読書をする時間が至上の幸せ。

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