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【インタビュー】「おふろ×飲食」「おふろ×コンサル」での二軸を武器に活躍する香田さんに聞いてみた(後編)

中島 潤

こんにちは。本社・総務の中島潤です。
飲食部門とコンサルでお仕事をしている香田さん、前編は「おふろ×飲食」のテーマでお話しいただきましたが、今回は「おふろ×コンサル」の後編をお届けします!(前編はこちら
 
香田 直克(こうだ なおかつ): 執行役員、飲食事業部部長、経営企画室/FCコンサルティング室所属。2018年温泉道場入社。レストランのスペシャリストとして、料理を作ることから、キッチンオペレーション、サービスオペレーション、動線の効率化に至るまで、飲食部門の全てを担う。また、コンサルティングチームのリーダーとしても、日本全国を飛び回っている。

TOPの写真は社内のビジネスプランコンテスト「夢会議」の様子。左端が香田さん。

【インタビュー】
「おふろ×飲食」「おふろ×コンサル」で活躍する香田さんに聞いてみた(後編)

ー お仕事のうち、「おふろ×飲食」という軸をお話しいただきましたが、二つ目の軸というのは?

香田:二つ目の軸は、コンサルです。大きく言うと、その施設が楽しく運営できるようにする、というのがミッションです。もちろん、経営状態が良くなければ楽しくはできないので、経営状態の改善も大前提ですが。
コンサルの依頼を受けると、案件ごとにそれぞれに得意分野を持つメンバーが集まってチームになるのですが、私は、そのチームでのまとめ役をしています。プロジェクトをはじめてみるまでどんな道程になるか分からない仕事なので、経営者視点で瞬時の判断が求められる場面もあります。いかに相手の立場に立って考えられるか、どうやってクライアントの行動につなげていくのかという点を考え続けていますね。
 

香田さん_コンサル中風景
コンサルティング中、お客様とお話ししている一コマ。

 

ー その中で、温泉道場のコンサルだからこそだな、と思われることってありますか?

香田:チームのメンバーも含めて、自分達で現場をやっているので、課題を見つけるだけでなく、一緒に行動するまでをサポートできるという強みがあると思います。コンサルというと、「これやったほうがいいですよ」というアドバイスになりがちですが、やったほうが良いことは分かっていても、できない、という現場ってあるわけです。その時に、「じゃあ、この店舗だったら、この方法でやってみようよ」と言えるのは、現場経験のなせる業かな、と。

香田:そして、やっぱり、お風呂のことを誰よりも知っていて、失敗した体験もあるからこそ、言葉一つひとつに重みがあります。大変さを知っているからこそ、「これ、やったらいいんじゃないですか」と簡単には言わないし、苦労するだろうことをいっぱい想像できるんです。その上で、「これ大変だと思うんだけど、大切だから、こういうふうにやってみましょう」と声をかけられる。数字だけじゃなく、人をみて仕事ができるのは、現場を持っているからこそですよね。

香田:例えば、売店の陳列や、商品の選び方ひとつとっても、「売店でいくらの売上をつくりましょう」だけではなくて、「お客様にはこう見えますよ」「私たちはこうしてましたよ」という経験談から話して、「じゃあ、今回はどうするのか」という具体的な行動につなげていけるんです。

 
ー そのステップの中で、現場の雰囲気も変わりそうですね。

香田:そうですね。課題を解決するだけではなくて、そこで働いている人たちが、生き生きと前向きに仕事ができるようになる、というのも大事なことだと思っています。お客様から「なんか変わったね」「良くなったね」と感じてもらうには、数字の変化だけではなくて、雰囲気の変化も必要だと思うんですよね。

香田:その点では、もう一つの温泉道場ならではの強みとして、デザインチームとの協働、という点があると思います。デザインを外注せずに、見せ方を変えていくところまで自分達でやる、というコンサルって珍しいんじゃないかな。今すでに持っているコンテンツの良さをしっかり伝えられるようになると、それだけでお客様の反応が変わることもあるので、デザイン力を活かした空間づくりは、うちが得意とするところですね。

 
ー そんなコンサルに、これから自分も関わっていきたい、という人もいるんじゃないかと思いますが、どんな意識が必要でしょうか?

香田:結局は、店舗でしっかりやることが一番の近道なんじゃないかと。先ばかり見て、というのではなくて、自店舗で、売上の上げ方や、コストの下げ方について、成功と失敗の経験を積むのが一番ですね。
あとは、温泉道場にいるからこそ、他の人の知恵も学んで活かすという意識があると良いと思います。例えば、私がコンサル案件を担当する時も、その時必要な情報に応じて、「誰かおしえて!」「これ分からないので、詳しい人情報ください!」という呼びかけをします。そうすると、7店舗分の事例が来るんですよね。そうやって、他の人の経験も、自らの学びにするという意識でいると、お客様にも多くの選択肢から最適なものをご提案できるんじゃないかと思います。

 
ー コンサルチームにどんなメンバーが入ってくるか、楽しみですね!
香田さん_夢会議プレゼン風景
「夢会議」にてプレゼン中。

ー ここからは、香田さん自身の今後のことについて聞いてみたいなと思うんですが、温泉道場で、挑戦したいと思っていることってありますか?

香田:やっぱり、海外に行きたいっていうのはありますね。温浴施設かレストランかは分からないけど、うちの空間づくりを、自分の場合は縁のあるアジア圏で広げていけたらな、と思ってます。我々がつくっている、空間を大切にしたレストランとか、おふろを中心にしただらだらできる空間というものによって、新しい余暇のスタイルとか、これまでにない休日の過ごし方とかが生まれてきたら面白いな、と。

 

ー まさに、おふろから文化が発信されていく場面ですね! そんなビジョンを描く中で、ご自身のキャリアについて何か考えていることはありますか?

香田:海外展開も含めて、その土地や場を大事にしながら、仕事をつくっていきたいですね。あとは、以前は海外といっても1か国だけだったので、何か国もに展開できてる社長になれたら楽しいですよね。そのためにも、自分のマネジメントの幅を広げられたらと思ってます。
 

ー 会社としては、2025年に5人の社長を輩出する、という目標を掲げていますが、その時、香田さんが海外展開してる社長になっている可能性も?

香田:そうですね。それ、楽しみですよね。個人で事業を立ち上げて社長をやるんじゃなくて、そういうところで社長に立てたら、自分としても、この会社に入ってきた結果も出るのかな、と思いますね。
 

香田さん_海外ゼミ
海外ゼミでは、引率役をする場面も。
 

ー 最後に、これから一緒に働くかもしれない人へのメッセージをどうぞ!

香田:温泉道場のすごさのひとつとして、こだわるところで、しっかり本物にこだわっている、というところがあります。FFE(Furniture・Furnishings・Equipmentの頭文字、建築内装や家具備品のこと)へのこだわりもそうですし、空間づくりや書籍選び、それぞれに、その道のプロが「勉強しに来ました」っていうことがあるぐらい、こだわり抜いています。その中で働くことで、感性が強くなるところもあるんじゃないかな。その意味では、「本物」にこだわる人に、ぜひ来てほしいですね。

香田:社風で言えば、挑戦したい、という人には向いている会社です。自分に優しすぎる人は来ても意味がないかも(笑)。自分から意欲的に仕事をとりにいける人、0から何かをつくっていきたい人、枠にはまらないことをやりたい人は、早い段階からチャンスをもらえる会社です。そんな人と、一緒に大きな挑戦ができるのを、楽しみにしています!
 

ー 香田さん、どうもありがとうございました!

中島 潤JUN NAKAJIMA

Department
ビジネスプロモーション本部
Position

大学卒業後、企業勤務を経て大学院で社会学を専攻。縁あって温泉道場の存在を知り、社名と、“集え、「かわりもの」。”という言葉に共感し、参画を決意。
「働く人も、お客様も、色んな人が『自分のまま』で安心して過ごせる場」を考えながら、そして、共に働く人たちの個性と多様性を楽しみながら、働いています。

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