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【インタビュー】「おふろ×飲食」「おふろ×コンサル」での二軸を武器に活躍する香田さんに聞いてみた(前編)

中島 潤

香田さんの横顔

こんにちは。本社・総務の中島潤です。
「温泉道場」という名前から、「お風呂屋さん」と思われがちなうちの会社ですが、実は「お風呂」以外のところでも活躍しています。今回は、飲食部門とコンサルでお仕事をしている香田さんにお話しを聞いてみました。

香田 直克(こうだ なおかつ): 執行役員、飲食事業部部長、経営企画室/FCコンサルティング室所属。2018年温泉道場入社。レストランのスペシャリストとして、料理を作ることから、キッチンオペレーション、サービスオペレーション、動線の効率化に至るまで、飲食部門の全てを担う。また、コンサルティングチームのリーダーとしても、日本全国を飛び回っている。

今回は「おふろ×飲食」「おふろ×コンサル」前後編の2本でお届けします!

 

【インタビュー】
「おふろ×飲食」「おふろ×コンサル」で活躍する香田さんに聞いてみた

‐ どうぞよろしくお願いします! 温泉道場に来るまでの香田さん、キーワードは「寿司」と「シンガポール」とお聞きしています。一体、どんなご経験をされてきたんでしょうか?

香田:高校時代から早く自立したいと考えていて、飲食店でアルバイトをしていました。その流れで料理に興味が湧き、調理の専門学校に進みました。いくつかの中華料理の厨房を経験した中で、お世話になった料理長が、英語も中国語も堪能で、海外ともやりとりできる、という方で。自分も、日本以外も見てみたいな、海外で働きたいな、と思い始めたんです。
海外で働くために面接を受けて合格したんですが、よく考えたら、自分、そもそも日本の料理をやったことないな、って(笑)それで、海外に行く前に日本料理を学ぼうと思って、お寿司屋さんに行きました。

 
‐ なるほど、それで「寿司」なんですね! そこでのご経験が、料理との関わり方の転機になったとか。

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お寿司屋さんでの経験を活かして、社内ゼミでのレクチャーも。

香田:はい、お寿司屋さんって、カウンターじゃないですか。お客さんの顔が見える機会が増えて、前は料理をつくるだけが楽しかったけど、やっぱり、お客さんが喜んでくれるからこその料理だなって実感したんですよね。それで、今度は調理じゃなくてマネジメントのほうをやるようになったんです。レストランの店長をしていたんですが、会社の決まりの中で働く分、自分の思う通りにはできないところもあって。自分で自由にできることを、と考えていたところに、シンガポール出店の話があって、そこで社長をつとめることになりました。

 
‐出てきました「シンガポール」! そこではどんなことをされていたんですか?

香田:自分で4店舗ほどの日本食レストランの経営をやっていました。お寿司からラーメンまで、日本食全般をやっていて、それが11年ぐらいですね。その後、日本に帰国して、1年ほど遊んでいた時に(笑)温泉道場の代表、山﨑さんにスカウトされたんです。

 
‐ 自分で経営もされたご経験もあって、他にも色んな選択肢があっただろうと思うのですが、なぜ、温泉道場を選んだのですか?

香田:一番、未経験なことが多いなって。例えば、お風呂屋さんの仕事って、全くやったことなかったですし。あとは、山﨑さんから話を聞く中で、将来的には海外進出も考えているという話もあって、今から一緒に色々大きいことできそうだなと感じました。また、人の下について学ぶのって年齢的に今が最後のチャンスなのかなと自分の中で感じていたんです。もちろん学ぶ場が好きというのもありましたし「入ってみて嫌だったらやめればいいや」ってかんじで決めました(笑)

 
– 実際に入社してみて、いかがでしたか?

香田:入社前、会社のスピード感にメンバーがついていけてるのかな、というのが不安だったのですが、しっかり結果を出してるなって思いました。あと、思ってたより労働環境がよかったです(笑)
社風の話をすると、良い意味で放置される具合がすごいな、と思いましたね(笑) どこまで自由にやっていいのか、線引きをつくるまではちょっと迷うこともありましたが、自由にさせてもらえたりするのが好きなほうなので、過ごしやすかったです。

 
‐ 「嫌だったらやめる」というつもりで入って、今も温泉道場で働いていらっしゃるわけですが(笑)、どんなお仕事をされているのでしょうか?

香田:一つ目は、飲食部門の仕事です。入社から1年で全店舗のグランドメニューを整え、今は季節メニューの監修などをやっています。温泉道場では、新卒で入社した1、2年目の社員が店舗の飲食を担当していますが、そのメンバーがメニューのコンセプトをつくってきてから、実際にお客様に出せる状態にするところまでを、私が受け持っています。

 
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おふろcafé白寿の湯の食事処「寝かせ玄米®と糀料理 俵や」秋のメニューの様子

 
– 調理を専門で学んだわけではない人が飲食担当をやっているのって、どうですか?

香田:すごく面白いですよ! 料理専門の場合、「できるか、できないか」が先行してしまうこともありますが、うちのメンバーは「お客様を楽しませたい」から入って、発想が自由なので、私はそれができるように整えていく、というかんじです。
会社の方針としても「長所伸展」というのがあるので、なるべく否定しないようにして、まずは「やりたいこと」をやってみてもらう、そこから、イメージを具現化し、お客様に届けるために必要なサポートをしていく、というスタイルですね。
だからこそ、監修をつとめる側は、料理人として料理ができるだけではダメで、経営目線でお客さんのことを考えてやらないといけない、という、温泉道場ならではの奥深さもあります。

 
-そうなんですね。他にも、温泉道場ならでは、と感じる面白みってありますか?

香田:ある意味、店舗のコンセプトと、ターゲットにしているお客様のイメージがはっきりしているので、他のレストランに比べると「何をやりたいのか」が考えやすいと思います。シーズンイベントも積極的にやっているので、季節メニューの開発の時は、「この店舗の、こんなイベントの中で、どんなお客様が召し上がっているのか」という場面を具体的に想像しながら取り組むことが多いですね。
あとは、若手メンバーの成長を間近で見られるのも面白さのひとつです。飲食を担当している新卒社員が、「お客様に、こういうものを届けたいから」という自分の軸をもってアイデアを出してくるようになり、しっかりこだわりをもって取り組んでいるな、という成長が感じられた時は、私も嬉しくなります。
 
-若手社員はそんなふうに見守ってもらっているんですね。次はシーズンメニューの開発秘話も聞いてみたいですね! 飲食の他にも、もう一つ、担当されているお仕事があるとのことですが……それは後編の「おふろ×コンサル」に続きます!

中島 潤JUN NAKAJIMA

Department
ビジネスプロモーション本部
Position

大学卒業後、企業勤務を経て大学院で社会学を専攻。縁あって温泉道場の存在を知り、社名と、“集え、「かわりもの」。”という言葉に共感し、参画を決意。
「働く人も、お客様も、色んな人が『自分のまま』で安心して過ごせる場」を考えながら、そして、共に働く人たちの個性と多様性を楽しみながら、働いています。

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